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藤井聡太四段30連勝ならず

藤井四段止まった 公式戦初黒星 大台30連勝ならず “イケメン棋士”に苦杯

 将棋の最年少棋士藤井聡太四段(14)が2日、東京・渋谷区の将棋会館で指された竜王戦決勝トーナメント2回戦に臨み、佐々木勇気五段(22)に敗れ、公式戦初黒星。デビューから続いていた、自身の持つ公式戦での連勝記録は29でストップした。

 この日の対局相手の佐々木五段は、羽生善治3冠、渡辺明竜王を公式戦で破っている強豪。攻めの鋭さに定評があるほか、スイス生まれの“イケメン棋士”としても話題になっている。藤井四段が歴代1位の29連勝を達成した6月26日対局は将棋会館に足を運んで視察、「周りの雰囲気には飲まれず、連勝を止める気で臨みます」と連勝ストッパーとして自信をのぞかせていた。

 藤井四段はプロ入り前の奨励会三段だった昨年5月、将棋イベントの公開対局で敗れている佐々木五段に対し、中盤までリードを許す展開。持ち前の終盤力で打開を図ったが、相手の鋭い攻めの前に盛り返せず、デビュー後初となる投了に追い込まれた。

 6月26日の同トーナメント1回戦では増田康宏四段(19)との10代対決を制し、公式戦新記録となる29連勝を達成。日本中が熱視線を送る中、昨年12月の初対局から快進撃を続けてきたが、白星街道はひとまずストップとなった。
7/2(日) 21:32配信スポニチアネックス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170702-00000133-spnannex-ent

中日春秋

 <記録に並ぶは七月一日。そこからさらに十二試合、驚き桃の木の大選手>。「ジョルティン・ジョー・ディマジオ」(レス・ブラウン楽団)は一九四一年、全米で大ヒットした。陽気で軽快な曲を訳してみれば、こんな雰囲気だろう
▼歌の主人公はニューヨーク・ヤンキースジョー・ディマジオ。この年五月から七月にかけて大記録を達成した。今なお破られぬ五十六試合連続安打である。映画の宣伝みたいに書けば、新記録に全米が熱狂した
▼比べたくなる中学生棋士の大記録である。藤井聡太四段が公式戦二十九連勝を達成した。快挙に日本中が興奮しているとは言い過ぎか。連勝など連続のかかる記録には不思議な魅力があるようで、われわれ自身も同じ時代に居合わせた者として少年の飛行機に一緒に乗り、高い場所に向かっている。そんな興奮がある。さあ、どこまで連れていってくれるのか
▼されどである。験の悪いことを書くが、勝負である以上、連勝はいつかは止まる。才能の真価が問われるのは、おそらくその後である
ディマジオを引いたのは記録が途切れた後の話を書きたかったからである。五十七試合目に無安打に終わったディマジオ。失望も気落ちもせず、次の試合からまた十六試合連続で打った
▼新記録は新記録。だが、大棋士への道はその先にある。そんなこと、聡明(そうめい)なる四段は百も承知だろうが。
2017年6月28日 中日新聞 中日春秋(朝刊コラム)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2017062802000123.html

連勝 藤井聡太四段 紙面で見る「成長の記録」:中日新聞(CHUNICHI Web)

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※連勝中ここに何か書いたら連勝が止まるといかんから書けなかった。
兎に角すごいね。
その内取ってある新聞の切り抜きを貼る。