人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

ダンゴウオ

北の海のアイドル

http://www45.atwiki.jp/jippensha/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B008&file=02_%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%A6%E3%82%AA.jpg

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【写真集】「ダンゴウオ 海の底から見た震災と再生」 鍵井靖章
http://photo.sankei.jp.msn.com/info/data/2013/03/0306kagii/

中日春秋

写真家の鍵井靖章さん(42)が三陸の海に初めて潜ったのは、東日本大震災から三週間後のことだ。濁った海中には、陸と同じがれきだらけの光景が広がっていた
▼進むたび、暮らしの品々が現れた。水中写真で二十年の経験があったが、あんなに心突き刺さる海を見たことはなかった。しかし、そこで小さな小さな生命に出合う
▼その愛らしさから「北の海のアイドル」と呼ばれるダンゴウオだ。親指の爪ほどの大きさで、まるっこい体の愛嬌(あいきょう)たっぷりの魚が一匹、底に潜んでいた
▼写真集『ダンゴウオ』(新潮社)は、鍵井さんが海の底から見た震災と再生の記録だ。がれきばかりで海藻もはぎ取られた海。そこに沈んだ車の車輪からワカメの芽が伸びているのを見つけたのは、翌年の一月。季節はめぐっていた
▼六月には、ダンゴウオと再会した。直径一センチほどの巣穴に産み付けられた卵がふ化するまでの二カ月、オスは守り続ける。敵に襲われても逃げず、絶命したお父さんも見た。鍵井さんは<命を見つめれば、見つめるほど、その輝きとは逆の姿を知ることになりました。たとえ小さな命でもたくさんの犠牲の上に、この世に生まれてくるのです>と綴(つづ)った
▼そうして生まれたダンゴウオの、米粒のような稚魚は巣穴を振り返りもせず、大きな世界に飛び出していった。その姿は、まばゆい輝きを放っていたという。
中日春秋:コラム(CHUNICHIWeb)-2013年5月1日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2013050102000092.html

(ノω・、)ウッ
歳とともに涙もろくなったのか・・・いや、子供のころから。
何せ紙芝居で泣いたくらいだから。
ただ、子供に見られたくない。
「お父さん新聞読んで泣いている」なんて・・・恥ずかしい。


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