人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

東日本大震災 高速道路突貫工事 6日間で修復

3月24日付のイギリスのThe Daily Mail(デイリー・メール)紙で報道されたと昨日の報道ステーションで紹介された。
これだけの被害を受けた道路をたった6日間で修復したと驚いているというもの。

Offlineジャーニーより


NEXCO東日本コーポレートサイトより

日本は東京オリンピックの時に『突貫工事』という言葉が知れ渡ってオックスフォード英語辞典にそのまま『Tokkan Kouji』として載ったと聞いたことがあったけど違ったかな。
日本って国は関東大震災で焦土と化し、太平洋戦争でまた焼け野原。そんな状態を報道写真で見れば『日本は終わった』と世界の誰しも思うに違いない。ところが日本人は翌日にはゴザがけの小屋ができて数日もすると小屋から飯を炊ぐ煙が上り、市が立ち街ができてきて人の生活がまた始まる。江戸時代何十篇火事に合ったことだろう。一瞬の内に全てご破算になり、その都度そこから何度でもゴソゴソ立ち上がってくる。日本人のDNAに刷り込まれているのだろうか。
対岸で長いスパンで見れば「やっぱり日本人は偉いわ」で終わる。でも分かっているのだろうか。実際その時にその土地に行って空気を感じ、あらゆる物の臭いを嗅がなくてはその被災した人達の悲しみ、苦しみ、自然の驚異に気が付かないだろうと思う。埃の臭い、焼け跡の臭い、物の腐った臭い、風の冷たさ、直射日光の痛さ、それが全部現実だという絶望感。気が付かないも何も感じもしない・・・それが私。想像するだけ。少しの義援金を出しただけ。

昨日の報道ステーションでは被災した海産物加工業の会社社長が法律に基づいた役所の理不尽な規則と手続き、金融を身勝手さ紹介していた。その後に国会の様子が報道され、自分達の飯の種としての政治をやっていた。テレビの編集に乗せられたということかもしれないが余計に腹が立ち情けなく感じた。日本は終わった。
ところが、数十年後これが立派に立ち直っているんだ日本は。前より素敵に・・・そうなってくれ。

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