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佐藤正明 国語の世論調査より

国語の世論調査より

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2017年9月23日 中日新聞朝刊

国語に関する世論調査

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「存亡の危機」が定着本来の「存亡の機」を使う人は6.6%にとどまる

「存亡の危機」が、「存続するか滅亡するかの重大な局面」の言い方として定着していることが、文化庁が21日発表した平成28年度「国語に関する世論調査」で分かった。本来の慣用句の「存亡の機」とどちらを使うかの問いに正しく答えた人は6.6%。「存亡の危機」は83.0%に上り、文化庁では「誤用といえる段階ではない」とする。
調査は29年2~3月、16歳以上の男女3566人に個別面接で行われ有効回収率56.5%。慣用句の言い方や意味は毎年尋ねるが、「存亡の機」は初めて。
「卑劣なやり方で、失敗させられること」は、本来の「足をすくわれる」が19年度比9.6ポイントの改善。「はっきりと言わない曖昧な言い方」も、本来の「言葉を濁す」が17年度比7.4ポイント改善し、調査結果のアナウンス効果がみられた。
「知恵熱」の意味を尋ねたところ、本来の「乳幼児期に突然起こることのある発熱」を選んだ人は45.6%。本来と違う「深く考えたり頭を使ったりした後の発熱」の40.2%をわずかに上回った。「ぞっとしない」で本来の「面白くない」を選べたのは22.8%で、56.1%が「恐ろしくない」と答えた。
1980年代(昭和55~平成元年)に登場した表現の使用状況も調べた。漫画表現に由来する「目が点になる」を使う人は約半数で40、50代が約7割と高い。「挫折する」といった意味の「心が折れる」は43.3%で、40代以下の世代が使う傾向がみられた。
産経ニュース2017.9.21 17:25 http://www.sankei.com/life/news/170921/lif1709210025-n1.html

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