人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

サンタクロース

米紙ニューヨーク・サンが今年もまた、あの論説記事を再掲載した。「サンタクロースはいるんだ」。この話をイブに選ぶのはやや気も引ける。あまりに有名で、米国のジャーナリズム史上、最も愛された論説記事という
▼一八九七(明治三十)年九月、八歳の少女が同紙に手紙を書いた。「ともだちがサンタクロースはいないというのです。本当のことを教えてください。サンタはいるのですか」
▼手紙を読んだ記者は手紙に応えて記事を書いた。「友達の方が間違っているよ。サンタはいるんだ。愛とか、思いやり、いたわる気持ちがあるようにサンタもちゃんといるよ。そういうものがあるおかげで毎日、いやされ、喜びを感じるんだ」。目には見えないけれど、いるんだよと書いた
▼少女はバージニア・オハンロンという。彼女の「その後」はそれほど知られていないかもしれない。学校の先生になった。ハンディキャップのある子どもたちの学校で校長先生になった。あの記事が教育と子どもを喜ばせる道へと、自分を誘ったと書いている
▼「素晴らしい人生を過ごしてきたわ」。一九六〇年、七十一歳で出演したテレビ番組で語っている。そして、「絶対にサンタはいる」と
▼サンタを信じる人はサンタになれる。サンタの心に近づける。七一年に亡くなっている。新聞の見出しは、「サンタの友達亡くなる」だった。
2014年12月24日 中日春秋:中日新聞(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2014122402000102.html

サンタクロースは実在するのか - Wikipedia
ヴァージニア・オハンロン - Wikipedia

子供どうしでどちらが大人かの判定する試金石として『サンタクロースの存在』が使われる。
サンタクロースが実在するのかしないのかは子供にとって重要なことで、友達には格好つけて「サンタなんていないさ、あれはお父さんとお母さんが・・・」と言ったものの不安になり、何度も親に聞くことになる。
「父さんはサンタさんはいると思う」と答えると子供は「見たことあるの?」と必ず聞いてくる。
そんな時「うーん、見たことはないけど・・・」では子供はやはりいないのかとなり、翌年また同じ質問を繰り返すことになる。
所が昔このザ・サンの社説のことを知った時から自信をもって「見たことあるよ」と答えることができるようになった。
そう言えばこの前もサンタさんを見たな。
ドミニク・ハリソンベンツェン - Google 検索
誰がサンタクロースかはどうでもいい。
この中にもサンタさんはいた。


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