人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

衆議院議員選挙と集団的自衛権

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集団的自衛権の一点で投票した。
戦争は間違いで悪。
自分の仲間の国が戦争に加わり危険な目にあっていても助けることができない憲法9条があったからこそ、太平洋戦争以後日本人は戦争で人を殺していないし殺されてもいない。
『助けてくれ、手伝ってくれ』とアメリカに言われても『法律できないことになっている』で逃げることができる。
法律としてのこの箍(たが)は緩めてはいけない。

集団的自衛権 - Wikipedia
国連憲章の第51条に記載された権利であり国連加盟国において認められた権利である。しかし日本では日本政府が日本国憲法第9条により行使できないと解釈してきたが、安倍内閣では2014年7月1日に憲法解釈を変更し、集団的自衛権を行使できるという立場をとる閣議決定がなされた。

後は、集団的自衛権を行使するためにはいくつかの法律を改正すればよいだけとなってしまう。
これは早いぞ。
国民が気が付かない内にチャチャッとやってしまう。
今まで日本国憲法第9条により連綿と『行使できないと解釈してきた』のを、その時の総理大臣の解釈で『私が行使できると判断しました』は無いわ。
政権が変わってその時の総理大臣が『私は行使できないと判断します』と元に戻して『法律できないことになっている』と言ってもアメリカはもう許してはくれません。
原発も3.11の時は止めると言っていた。
この箍も外すべきではない。

中日春秋
カウンターで隣り合わせた男は同じカクテルを何杯も飲み干しては「楽なもんだ」とつぶやいている
▼「失礼ですが、何の商売ですか」「選挙関係。若者の投票を調整している」という。「調整?」「若い連中を投票所に行かせない、工作をしている」
▼酔いのせいか男は冗舌である。「選挙の行方は二十代が握っている」。その通りだ。衆院選の二十代の投票率は、一九九〇年の57%を最後に五割に一度も届いていない。ずっと三、四割だ。前回二〇一二年は37・8%で、六十代74・9%に遠く及ばない
▼「要するに二十代がいつも通りに投票しなきゃ、この世界はオレたちの思うがままなのさ」。そう言って、また飲む。「今回は簡単だったな」。寒い上に忙しい季節。事前調査で有権者の傾向もはっきりしている。「二十代では選挙に行く方が少数派なんだよ。ありがたいことに」。30%を切れば、「アモン」なる人物がボーナスを出すという
▼それは、悪魔じゃないか。「今の二十代は考えているよりもずっとまじめだよ。三割を切るなんてあり得ない」。男は笑う。「そうかな。投票日は天気も悪そうだよ…。まあ一杯飲めよ」。同じカクテルを勧める
▼「ラムとコワントローとレモンジュース。この世界では、『XYZ』というそうだな」「アルファベットの最後。世界は終わりっていう酒だ」。幸い、そこで目が覚めた。
中日春秋(朝刊コラム):中日新聞(CHUNICHI Web) 2014年12月14日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2014121402000096.html

今の香港の若者が何故必死になっているのか気にしているのだろうか。
日本は平和だからか。
Twitterなりで呼びかけて20代の投票率90%なんてことが起こったら日本は変わるだろうな。良い方に。
今午後3時25分。
まだまだ投票所は開いている。


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