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人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

Rudolph ルドルフ 赤鼻のトナカイ

Rudolph ルドルフ 赤鼻のトナカイ


Rudolph The Red Nosed Reindeer 1964 Classic ...

米国民でその人形アニメーションを知らない人はいないのではないか。「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」。一九六四年の初放送以降、この季節になると毎年、三大ネットのどこかで放映される。今年は十一月二十六日にCBSで放送され、約千百万人が見たという
▼「ルドルフ」を実質的に作ったのは日本人である。持永只仁さん。九九年に八十歳で亡くなった。日本の「人形アニメの父」である
▼映像作家で持永さんの弟子、真賀里(まがり)文子さんに聞いた。持永さんが五六年に製作し、国際的に評価された「ちびくろさんぼのとらたいじ」を米製作者が見て、注文してきた。「ルドルフ」はその中の一本だ
▼真賀里さんは「ルドルフ」には参加していないが、持永さんと何本もの米国用作品づくりに携わった。「脚本やコンテなどが米国から送られてくる。それを見て、日本で三、四カ月で作るんです」
▼人形の造形ももちろんアニメも持永さんはじめ日本人の技術によるものなのに、その名は米国はおろか、日本でもさほど知られていない。米国の友人に「日本人が作ったんだよ」と言っても最初、信じてもらえなかった
▼「絵が抜群にうまくて真面目な人だった」。来年は「ルドルフ」五十年。米国民を毎年楽しませる作品が東京・雑司が谷で生まれたことは誇らしい一方、もう少し持永さんらに光が当たればと思うのである。
中日新聞:中日春秋:2013年12月25日
URL:http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2013122502000099.html