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有翼ロケット打ち上げ実験宇宙と何度も往復可能
オレンジ色の炎を発しながら打ち上げられる有翼ロケット=28日午前10時50分、北九州市小倉南区
燃料タンクを切り離さず、同じ機体で宇宙と地上を何度も往復できる有翼ロケットの開発に取り組む九州工業大(北九州市)の宇宙システム研究室は28日、同市小倉南区の平尾台で小型ロケットの打ち上げ実験をした。
午前11時前に点火されたロケットは、オレンジ色の炎と白煙を発しながら一直線に上昇。十数秒で上空約800メートルに達した後、近くの山肌に落下した。千メートルまで上昇させ、発射地点付近に着地させるはずだったが、高度も軌道もやや計画を外れる結果となった。
研究室は2005年に実験を開始。この日打ち上げたロケットは改良を重ねた14号機で、初めて主翼と尾翼が付けられた。炭素繊維強化プラスチック製、全長約1.7メートル、重さ約50キロ。機体を九州工業大、エンジンを北海道大が開発し、自動航行システムも搭載した。実験には宇宙航空研究開発機構(JAXA)も協力した。
MSN産経フォト - 2013.06.28
http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2013/06/28rocket/
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