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人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

服部剛丈君

毎年ハロウィンの時期になるとアメリカでの行事の模様やオレンジ色のカボチャを見るようになる。
そしていつも思い出すのが服部剛丈君のことだ。
この事件は私のとってそれほどショックなことではなかった筈だ。
銃社会のアメリカでのこの手の事件はうんざりする程ありニュースにもなっていないのではないか。まして日本にそれが報道されるとは思えない。
この8月にはルーマニアで日本人女性が着いた空港からタクシーに乗ってその運転手に殺された事件があった。親御さんはショックだったに違いないが私はルーマニアとはそんな治安の悪い国だったのかと思い、この一件でルーマニアが嫌いになっただけで既にこの事件を忘れかけている。
服部剛丈君の事件も私とは何らの接点もなく余所の子が事件にあって殺されてしまった。ただ「同じ区に住んでいたのか、さぞかし親御さんはショックだっただろうな」と思いやるだけだったが、翌年もアメリカではごく普通に当たり前のようにハロウィンの行事が行われ日本ではその報道がされていた。
私はその日本の報道の無神経さにハロウィンと服部剛丈君が刷り込まれてしまったようだ。
日本もこの時期になるとアメリカを真似てオレンジ色のカボチャのお化けのオモチャをそここで見るようになり毎年繰り返されている。
無神経なことだなと勝手に思ってしまう、お化けのオモチャを売っている店は商売をしているだけなのに。
服部剛丈君の親御さんはオレンジ色のカボチャが心的外傷後ストレス障害のスイッチになっているのではないだろうか。
あれから20年経ったのか。
と言うことは私は少なくとも20回は服部剛丈君を思い出したのだなと。私はオレンジ色のカボチャを見るとハロウィンより服部剛丈君を思い出してしまう。そして親御さんはオレンジ色のカボチャを見ると胸が・・・辛いだろうな。大事に育ててきた子で自慢の子だっただろうに。

中日春秋

人間が、人間を撃つ。おぞましい行為だ。敵を撃ち殺すことを任務とする兵士にとっても、それは変わらない
▼元米陸軍士官学校教授のグロスマン氏の著書『戦争における「人殺し」の心理学』には、信じ難いデータが載っている。第二次大戦中の戦闘で米軍のライフル銃兵のうち敵に発砲していたのは、五人に一人しかいないというのだ
▼軍にとっては由々しき事態だ。多くの戦史研究がなされた。しかし、南北戦争や第一次大戦でも、傾向は一緒だった。兵の多くが、あるいは発砲せず、あるいはわざと的を外したとしか思えない殺傷率だった。戦場においてすら、人の心は、人を撃つことに抗(あらが)うものなのだ
▼だが、ベトナム戦争では十人のうち九人以上が発砲するまでになった。訓練法を変えたからだ。野原に置かれた円形の的が、物陰から飛び出す人型の的になり、ただちに成績が示されるようになった。反射的、瞬間的に人を撃つことをたたき込んだ
▼要するに、この訓練の原理は、ある種のテレビゲームと同じだと、グロスマン氏は指摘する。<ベトナムで発砲率を四倍以上に高めるのに使われたのと同じ道具が、いま一般社会で広く使われている>
▼米国留学中の高校生、服部剛丈君が射殺されて二十年。人が人を撃つことへの心の壁。それを壊す術(すべ)を、子どもが家庭で身に付けてしまう時代になってしまった。
中日新聞 中日春秋2012年10月18日

ハロウィーン衣装の女児 銃で撃たれる

アメリカ東部ペンシルベニア州で、ハロウィーンの衣装を着た9歳の女の子が、親戚の男にスカンクと間違われて銃で撃たれ、悲劇的な事件として全米のメディアが伝えています。
地元の警察によりますと、ペンシルベニア州のニュー・スウィックリーの住宅で、20日午後8時半ごろ、ハロウィーンの衣装を着た9歳の女の子が親戚の20代の男に銃で撃たれました。
男は自分の母親から「庭にスカンクがいるので駆除してほしい」と頼まれて、スカンクを探していたところ、この家で開かれていたハロウィーンパーティーに出席するため黒と白の衣装を着て訪れていた女の子を見間違えて銃撃したということです。
女の子は病院で治療を受けていますが、地元のメディアによりますと、腹や肩を撃たれていて容体は重いということです。
アメリカでは、南部ルイジアナ州で20年前、高校生の服部剛丈さんがハロウィーンパーティーに行く途中、誤って訪ねた家の男性に銃で撃たれて死亡し、今月19日から3日間にわたって追悼集会が開かれたばかりです。
今回も悲劇的な事件として全米のメディアが伝えていますが、銃規制の強化を訴える報道はほとんど見られません。
NHKニュース - 10月23日 11時44分

事件から20年 銃のない社会を
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/1022_02.html

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「平和の石」寄贈どなた?

2016年12月31日追記
http://img.atwikiimg.com/www45.atwiki.jp/jippensha/attach/57/5092/83_hattori%20yosihiro.jpg
2016/12/31中日新聞朝刊


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