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気になったニュースの備忘録+α

ボイジャー1号

ボイジャー1号、太陽系境界に到達

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米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は15日までに、35年前に打ち上げた探査機ボイジャー1号=イメージ図(NASA提供・共同)=が太陽系の一番端の部分に到達したことを明らかにした。まだ境界は越えていないが、近く人工物体として初めて太陽系の外に出る見通しだ。  境界の内側の領域には、太陽から出た粒子の流れ「太陽風」が吹き、地球上の生命を脅かすような高いエネルギーを持った宇宙線が太陽系外から入るのを防いでいる。(共同)
MSN産経フォト - 2012年06月16日

米探査機ボイジャー、太陽系脱出秒読み人工の物体で初

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図:探査機ボイジャーの軌跡拡大探査機ボイジャーの軌跡
1977年に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ボイジャー1号」が間もなく太陽系を出る。最新の研究によると「いつ出てもおかしくない状態」(NASA)で、人類が作った物体としては初の「太陽系脱出」となる。
ボイジャー1号は79年に木星に接近したあと、80年に土星に接近。そのとき土星の重力で太陽系の公転面から外れた軌道に入った。11日現在、太陽から176億4千万キロ(太陽から冥王星までの距離の3倍程度)離れたところを、時速約6万1千キロで太陽系の外に向けて飛行中だ。
太陽からは、陽子や電子からなる「太陽風」が吹き出している。ボイジャー1号は太陽風が急減速する「末端衝撃波面」を2004年に通過。6月に英科学誌ネイチャーに掲載された論文によると、昨年末から今年2月に太陽風の「風速ほぼゼロ」を観測した。さらに、太陽風の高温粒子の急減と星間物質の低温粒子の増加を観測すると、太陽系を出たことになる。
その位置は、太陽から平均181億キロ前後にあると推測されており、NASAは昨年「2015年ごろに太陽系を出る」と発表した。しかし、ボイジャー計画の責任者を務めたカリフォルニア工科大のストーン教授は今月、「いつかはわからないが、いつ出てもおかしくない」と述べた。1号の半月ほど前に打ち上げられた2号も、太陽から143億キロ離れたところを飛行中だ。
asahi.com 2011/11/25

ボイジャー1号 1990年2月14日に撮影された、太陽系の「ポートレート」

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Date: 14 Feb 1990
This narrow-angle color image of the Earth s a part of the first ever 'portrait' of the solar system taken by Voyager 1. The spacecraft acquired a total of 60 frames for a mosaic of the solar system from a distance of more than 4 billion miles from Earth and about 32 degrees above the ecliptic.
From Voyager's great distance Earth is a mere point of light, less than the size of a picture element even in the narrow-angle camera. Earth was a crescent only 0.12 pixel in size.
Coincidentally, Earth lies right in the center of one of the scattered light rays resulting from taking the image so close to the sun. This blown-up image of the Earth was taken through three color filters -- violet, blue and green -- and recombined to produce the color image. The background features in the image are artifacts resulting from the magnification.

http://www45.atwiki.jp/jippensha/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B004&file=72img_1031316_36758211_1.jpg
60億kmから撮影された地球の姿です。ボイジャー1号より!1990年代に撮られた最後の写真です。ただいま150億kmの空間へ飛び出しています。2005年に太陽系の最果て(太陽風が星間ガスで弱くなる空間)に到達したそうです。

探査機ボイジャー1号、太陽系脱出かNASAは否定

【ワシントン=行方史郎】1977年に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の探査機ボイジャー1号について、米地球物理学連合が20日、太陽系の境界を越え「宇宙の新しい領域に入った」とする声明を発表した。一方、NASAは「まだ太陽系は脱出していない」とし、論争になっている。
ボイジャー1号は確認できる人工物体として地球から最も遠くにあり、太陽系を出たことが確認されれば初めてとなる。
同連合の専門誌に公表された観測データによれば、昨年8月を境に太陽からくる陽子などの粒子が劇的に減り、太陽系外からの宇宙線が急増した。分析したニューメキシコ州立大のビル・ウェバー教授は「太陽系との境界を越えた」とした。
テック&サイエンス - 2013年3月23日
http://www.asahi.com/tech_science/update/0323/TKY201303230036.html

ボイジャー1号が太陽系の端に到達

http://cdn45.atwikiimg.com/jippensha/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B008&file=45_%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC1%E5%8F%B7%E3%81%8C%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%AB%AF%E3%81%AB%E5%88%B0%E9%81%94.jpg
太陽系外に向けて飛行を続ける米探査機ボイジャー1号の想像図(NASA提供・共同)

36年前に打ち上げられた米探査機「ボイジャー1号」が、太陽系の最も端の領域に達したとみられると、米航空宇宙局(NASA)が27日、米科学誌サイエンスに発表した。ボイジャー1号は太陽から約180億キロ以上離れた位置を飛行中。数カ月から数年後に太陽系の外に広がる恒星間領域に旅立つとみられる。NASAは「未知の領域の一端が分かった。人類が最も遠くまで送り込んだ偵察隊だ」としている。1977年に打ち上げられたボイジャー1号木星土星を観測後、太陽系外を目指して飛行。NASAが最近のデータを調べると、太陽が送り出す「太陽風」と呼ばれる粒子の流れが減る一方、太陽系外からの宇宙線が増えていた。今後磁場の向きが急激に変わることが予想され、それが太陽系を出た証拠になるとチームはみている(共同)
MSN産経フォト - 2013年06月28日
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2013/06/28/08voyager1/

ボイジャー1号」37年ぶりの軌道修正エンジン点火に成功運用寿命伸ばす

2017/12/04 宇宙開発 スペシャリスト:塚本直樹

1977年に打ち上げられ、現在は太陽圏外を旅している探査機「ボイジャー1号」。地球から最も離れた位置にある人工物でもある同探査機で、なんとバックアップスラスタ(エンジン)の37年ぶりの点火に成功したとの報告が伝わっています。
すでに地球を離れて40年が経過したボイジャー1号ですが、現在も地球と通信しつつ運用されています。またその姿勢制御用にスラスタを搭載しているのですが、2014年以来思ったようなパフォーマンスが出せず、運用上の課題となっていました。
そこで、NASAのジェット推進研究所では軌道修正マヌーバ用のスラスタ(TCM)を利用することにします。TCMは1980年11月に土星に接近した時以来、つまり37年間も利用されていなかったのですが、NASAからの指示にきっちりと応え、点火したのです。NASAの技術、恐るべしですね。
ボイジャーのプロジェクトマネージャーのスーザン・ドット(Suzanne Dodd)氏は、「これによりボイジャー1号の寿命はさらに2〜3年伸びるだろう」と述べています。またヒーターの利用が必要なTCMが使えなくなった場合、再び姿勢制御用スラスタを利用することになるそうです。
Image Credit: NASA
NASA fired up Voyager 1’s backup thrusters for the first time in 37 years
https://www.theverge.com/2017/12/2/16727690/nasa-voyager-1-trajectory-correction-maneuver-thrusters-first-time-37-years
(塚本直樹)

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