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火星からの隕石

堺屋氏の裏社会発言に弁護士抗議…震災復興で

東日本大震災の復興に関し、作家の堺屋太一氏(76)が阪神大震災の経験を踏まえ、「裏社会の人に協力を要請しないと突破できない局面も出てくる」と月刊誌で発言したことに対し、暴力団排除(暴排)活動を進める全国の弁護士16人が抗議したことがわかった。
弁護士側は「暴排の機運に逆行しており見過ごせない」としている。
抗議されたのは、「文芸春秋」昨年9月号の「民主応援団長が見た『日本中枢の崩壊』」の中での発言。政府や東京電力の対応について、稲盛和夫・京セラ名誉会長と対談した堺屋氏は、阪神大震災で政府の復興委員を務めた経験から「復興にはスピードが必要」と主張。「平時のように四角四面に法律を適用していては、ことは迅速に進みません。正直なところ、裏社会の人に協力を要請しないと突破できない局面も出てきます」と述べた。
堺屋氏の発言に、日本弁護士連合会の民事介入暴力対策委員会の有志16人が昨年10月、「震災では暴力団など反社会的勢力の関与が許されるかのような発言だ」と文書で抗議し、具体例を示すよう求めた。
これに対し、同氏は「『裏社会』とは極めて広義の意味で使った」などと回答。再質問にも「反社会的勢力の範囲がわかりかねる」と答え、問答がかみ合わなかった。
堺屋氏は取材に「『裏社会』とは、登記も登録もされていない団体を指して発言した。必ずしも暴力団を意味しない」と説明している。
(2012年1月18日14時58分 読売新聞)
YOMIURI ONLINE 2012年1月18日

火星からの隕石、半世紀ぶりモロッコに落下、学会認定


写真:昨年7月、モロッコに落ちるのが目撃された火星から来たとみられる隕石=AP

昨年7月に北アフリカのモロッコに落ちてきた隕石(いんせき)が火星から来たとみられることがわかった。国際隕石学会が17日、認定した。地上に落ちてくるところが目撃された隕石が火星由来と認定されるのは1962年以来という。
AP通信によれば、昨年7月、流星となって落ちてくるところが目撃され、12月までに収集家や専門家によって計7キロの破片が集められた。隕石に含まれる成分が火星の大気成分と共通していることから認定された。数百万年前にできた岩石で、火星に何らかの物体が衝突したときに破片が飛び出し、長い間、宇宙空間をさまよった末、地球にやってきたとみられる。地球と火星の距離は、近いときでも約5500万キロ離れている。
すでに金の取引価格の10倍に相当する1オンス(約30グラム)当たり1万1千〜2万2500ドル(84万〜173万円)で売買されたという。349グラムの隕石を獲得したアリゾナ州立大では「この数十年に収集したなかで最も価値ある隕石の一つである」とのコメントを発表した。(ワシントン=行方史郎)
asahi.com 2012年1月18日