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コシガヤホシクサ

「絶滅種」が1万株開花 茨城・砂沼 野生絶滅種の大量開花は初


茨城県下妻市で開花した一年草植物「コシガヤホシクサ」=10月27日 

 野生では絶滅し、植物園でしか見ることができない一年草植物「コシガヤホシクサ」約1万株が今秋、茨城県下妻市にある砂沼の岸辺で開花した。国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)が2008年から進めるプロジェクトで、野生絶滅種の大量開花までこぎつけたのは初めて。
 コシガヤホシクサは環境省が公表している維管束植物(種子植物とシダ植物)の野生絶滅種8種のうちの1種で、発見地の埼玉県越谷市にちなんで名付けられた。春から夏は水中で成長し、水が引く秋に開花。小さな花が固まって咲く様子は「ねぎ坊主」に似ている。1994年に最後の自生地だった砂沼の岸辺から姿を消し、野生では絶滅。同植物園は秋から翌春まで砂沼が水位を下げなくなったのが原因とみて、野生復帰が可能と判断し、プロジェクトを開始した。
産経ニュース2011.11.17 08:08