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ウサギが火事から飼い主救い、死ぬ 米アラスカ州

 米アラスカ州南東部ケチカン市で13日、民家で火事が発生したが、ペットのウサギが飼い主を起こして家族は一命をとりとめた。同市の消防署が16日、明らかにした。
 消防署によると、ウサギは13日早朝、飼い主の胸をひっかいて目を覚まさせ、飼い主は自分の娘を起こして逃げることができた。2人にけがはなかったという。
 現場にははしご車や消防士33人が駆けつけ、火はまもなく消し止められたが、ウサギは煙を大量に吸い込んだことが原因で死んでしまったという。(ロイター)
産経ニュース2011.9.23 13:37

光より速いニュートリノ 国際研究で観測 相対論と矛盾

 名古屋大や宇都宮大、神戸大、東邦大などが参加する国際共同研究グループは23日、素粒子の一種ニュートリノが光よりも速い、との実験結果を得たことを発表した。アインシュタイン特殊相対性理論や、近年の研究成果と食い違う結果で、大きな波紋を投げかけそうだ。
 研究グループは、スイスにある欧州合同原子核研究機関(CERN)の加速器から打ち出したニュートリノを、約730キロ離れたイタリアのグランサッソ研究所の検出器に至るまでの時間を精密に測定。2009年から今年までのデータを詳細に分析したところ、ニュートリノのうちミュー型と呼ばれるものが光よりも約60ナノ秒(ナノは10億分の1)早く到達していたことを突き止めた。
 アインシュタイン特殊相対性理論によると、質量を持つものは、光の速さを超えることができない。今回の実験結果が事実だとすると、現代物理学の枠組みが大きく揺らぐことになる。
 また、故戸塚洋二・東京大特別栄誉教授らの研究グループが、岐阜県の神岡鉱山跡に設置した装置「スーパーカミオカンデ」で、大気中を飛ぶニュートリノが違う種類のニュートリノに変身する「振動」と呼ばれる現象の観測に成功した。この現象はニュートリノも質量を持つことを示し、光より遅く進むと考えられてきた。
 今回の観測結果は、ニュートリノが「負の質量」を持ち、時間を逆行して未来から過去へ進んでいると解釈することもできる。
 研究グループに参加する名古屋大教養教育院の小松雅宏准教授(素粒子物理学)は「素粒子物理学以外でもインパクトの大きな結果のため、現時点でこの結果を研究グループで解釈しないことで合意している。ただ、我々の知らないことがわかったので、理論物理学者にボールを投げた状態だ」と話している。
 同様の結果は、米国などの研究グループが2007年に発表していたが、精度が低く、確定的なことはいえなかったという。(松尾一郎)
朝日ドットコム

光速超えるニュートリノ 「タイムマシン可能に」 専門家ら驚き「検証を」

http://www45.atwiki.jp/jippensha/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B002&file=45_%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E3%81%A7%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%82%92%E3%81%A8%E3%82%89%E3%81%88%E3%81%9F%E6%A4%9C%E5%87%BA%E5%99%A8.jpg
イタリアの地下でニュートリノをとらえた名古屋大などの検出器(フランス国立科学研究センター提供)
 
名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタイン相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない。これまでの物理学の常識を超えた結果に、専門家からは驚きとともに、徹底した検証を求める声があがっている。

概念変わる?

 「現代の理論物理がよって立つアインシュタインの理論を覆す大変な結果だ。本当ならタイムマシンも可能になる」と東大の村山斉・数物連携宇宙研究機構長は驚きを隠さない。
 アインシュタイン特殊相対性理論によると、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。
 光速で動く物体が時間が止まった状態だとすると、それよりも速いニュートリノは時間をさかのぼっているのかもしれない。すると、過去へのタイムトラベルも現実味を帯び、時間の概念すら変更を余儀なくされる可能性もある。
それだけに、村山氏は「結果が正しいかどうか、別の検証実験が不可欠だ。実験は遠く離れた2地点の間でニュートリノを飛ばし、所要時間を計るというシンプルなアイデア。正確さを確保するには双方の時計をきちんと合わせる必要があるが、これはそれほど簡単ではない」と語る。

新たな一歩に

 スーパーカミオカンデ実験を率いる東大の鈴木洋一郎教授も「別の機関による検証実験で、結果の正しさを確かめることが大事だ」と慎重な姿勢だ。
 鈴木氏は、昭和62年に小柴昌俊氏がニュートリノを検出した実験で、超新星爆発で出た光とニュートリノがほぼ同時に観測されたことを指摘。「両者の速度に今回のような違いがあるとすると、ニュートリノは光よりも1年は早く地球に到達していなければおかしいことになる」と語る。
 実験に参加した名古屋大の小松雅宏准教授は「実験に間違いがないかと検証を繰り返したが、否定できない結果になった。公表することで他の研究者による検証や追試が進み、物理学の新たな一歩につながれば」と話している。
産経ニュース 2011.9.24 00:24