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土葬

宮城県の9市町が犠牲者土葬へ 遺体安置、火葬に限界

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県で仙台市南三陸町など9市町が犠牲者を土葬する方針を決めたことが20日、県などへの取材で分かった。仙台市などは身元不明者に限定する。一部の自治体では22日にも実施する見通し。
 11日の震災後、収容遺体の安置期間は長期化している。燃料不足も重なって火葬能力に限界があり、遺体の尊厳を保つ上でも早期に埋葬する必要があると判断した。ただ行方不明となった家族を捜す人もなお多数おり、反発も出そうだ。
 県によると、「仮土葬」とし、遺留品は別に保管する。今後身元が判明して遺族らが希望すれば、掘り起こして火葬することも可能。一定期間、経過しても身元不明の場合はそのまま「本土葬」とする。埋葬先は原則、遺体を発見した自治体となる。
 これまでに土葬方針を決めた9市町は仙台、気仙沼東松島、石巻、名取の5市と南三陸、女川、山元、亘理の4町。七ケ浜町も土葬を検討していたが、遺体数が少ないことから撤回した。今後も自治体によって方針を変更する可能性がある。
 仙台市は、青葉区の市営葛岡墓園に墓地を整備、遺留品は別に保管場所を設ける。同市の奥山恵美子市長は20日の災害対策本部会議で、こうした準備が整い次第、身元不明者に限り土葬する方針を示した上で「一段落すれば慰霊碑を建立し、安らかにお眠りいただくよう祈りたい」と述べた。
 宮城県では、これまでに5千人を上回る遺体を収容。県警によると、このうち約8割は身元不明分を含めて引き取られず、収容所に安置されている。
 震災で多くの犠牲者が出ている岩手、宮城、福島3県のうち、岩手県では釜石市が土葬する方針。福島県では現時点で土葬する市町村はない。静岡新聞 3/20 22:10

安らかに 宮城・被災自治体、仮土葬遺体火葬に

 東日本大震災で犠牲となり、公営墓地などに仮埋葬した遺体を火葬する作業が宮城県内の被災自治体で進んでいる。 約250体を仮土葬した女川町は、町内の火葬場が復旧した4月中旬以降、1日に5〜7人のひつぎを土中から搬出して火葬している。身元が判明した遺骨は、遺族に引き渡している。 9日に火葬を始めた東松島市は当初、埋葬後2年後をめどに火葬する方針だった。市環境課は「手厚く葬りたいという遺族の希望に応え、できるだけ早く火葬することを決めた」と話す。
2011/05/29 06:10 【河北新報

先日テレビの報道で土葬していた遺体を掘り起こして火葬にしていると言っていた。遺族も骨壷を胸に抱き「これでようやく・・・」と安堵していた。お骨が欲しいのだろうか。
当時、火葬場の能力の限界があり土葬するとの報道はあった。私はその時、土葬なら本望じゃないのか。本来火葬の方がおかしいと以前からそう思っていた。まあ日本は平野も少ないし火葬(燃やしてしまう)も仕方が無いのかなとも思っていた。欧米とか土葬している国でも50年もすれば同じ場所を掘り起こして次の者の土葬をすると聞いたことがある。まあ、それもありだろうとも思う。
でも、ついこの前土葬をした者を掘り起こして改めて火葬し直すとは・・・