2001年宇宙の旅
2001: A Space Odyssey [HD] Docking sequence
これを見ると何か地球が作り物ぽい。これ位の高度の大気圏外から地球を見ると印象的なのが地球の外側の薄っぺらな大気の層。
引用NASA*1
これが映画『2001年宇宙の旅』では表現されていない。この時代にはこのことを知らなかったと言うより気にしていなかったんだ。
・冒頭、投げた骨から変わる宇宙船は、ただの宇宙船ではなく核ミサイルを搭載した軍事衛星である。これは武器から武器への橋渡しが表現されている。
youtube:2001 - A Space Odyssey (1968) - Best Cut in the History of Cinema
・作中、「スペースシャトル」の運航会社として、1991に破綻した"パンナム"(パンアメリカン航空)が登場している。
・本作に登場する地球の姿は実際より青白くなっているが、これは撮影当時、地球の姿を正確に知ることが出来なかったからである。
Wikipedia:2001年宇宙の旅/豆知識
『2001年宇宙の旅』制作は1965年に開始し、アポロ11号が月面着陸を果たす前年の1968年に公開された。
1967年1月27日 アメリカ合衆国、アポロ1号が地上試験中に火災事故。宇宙飛行士3名死亡。
1968年10月11日 アメリカ合衆国、アポロ7号打ち上げ。地球軌道。
wikipedia:ロケット・ミサイル技術の年表
それと、流石のアーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックをもってしてもパンアメリカン航空が2001年以前にに破綻するとは思ってもみなかっただろうなというのも面白い*2。
参考・引用wikipedia:2001年宇宙の旅
ちなみにこんなCGのもある。
2001:a space odyssey;CG station-5 (HD version)
つい先だってDVDで映画『アポロ13号』を見ていたらNASAの司令室で軌道とエンジン噴射時間のシュミレート計算に計算尺を使っていた。計算の種類によっては計算尺の方が早いということもあるかもしれないけど、その頃はまだ電卓もなかったのかと驚いた。*3