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世界一のレストラン休業 スペインで“最後の晩餐”

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スペイン・バルセロナ郊外のレストラン「エル・ブジ」の厨房で、味見をする料理長アドリアさん(左から2人目)=3月30日(AP)
 「世界で最も予約が取りにくい店」として知られるスペインの創作料理レストラン「エル・ブジ」が休業することになり、30日夜に常連客や元従業員らを集め“最後の晩餐”が振る舞われた。AP通信などが伝えた。シェフらが料理を研究できる施設に衣替えし、2014年にオープンさせたいという。
 晩餐のメニューは「ピスタチオのラビオリ」「貝のメレンゲ」などだった。
 エル・ブジはスペイン北東部バルセロナ郊外の地中海を望むレストランで、ミシュランガイドの三つ星の常連。食事だけで1人当たり平均約270ユーロ(約3万円)し、1年のうち約半年しか店を開けないが、予約の申し込みは年200万件以上あるという。
 1987年から料理長を務めるフェラン・アドリアさん(49)は昨年1月に記者会見し、長時間労働を続けてきて疲労困憊したと休業の理由を説明した。(共同)
産経ニュース2011.7.31 13:14