人の土俵で褌を取る

気になったニュースの備忘録+α

ボランティア帰り、心に傷 経験者らが思いを語る座談会 


同文テキスト
2011年5月29日
◆被災地の情景、頭離れず
 東日本大震災の被災地で活動を終えたボランティアが、自宅や職場に戻ってから心的ストレスを抱えて悩むケースが目立っている。周囲に体験や使命感を共有できる相手が少ないことも背景にあるといい、三重県やNPOなどでつくる「みえ災害ボランティア支援センター」(津市)は28日、ボランティア経験者らが思いをぶつけ合う座談会を初めて開いた。今後も定期的に続け、被災地ボランティア後の心のケアを続ける。
 「仕事に百パーセント集中できない」。津市内で開かれた座談会に出席した同県伊勢市通町の会社員、出口啓一さん(51)は悩みを打ち明ける。今月1〜8日、同級生の男性と2人で津波の被害を受けた宮城県石巻市で活動した。
 「(津波で流される人の)『助けて』という声を何度も聞いたのに、何もできなかった」。家屋の泥をかき出す作業中、高齢の女性からこう訴えられ、心が痛んだ。家屋が無残に壊れた被災地の情景が今も頭から離れない。
 「被災地では人手が不足しているのに、僕はいつものように日常の仕事をしている」。被災地から帰った出口さんはこう考え込み、仕事が手に付かなくなった。座談会では、ボランティア経験者ら30人が話し合い、出口さんは「気持ちが楽になった」と話した。
 阪神大震災の被災地でボランティア経験のある支援センター長の山本康史さん(37)は「普通に生活する友人が“人でなし”と思え、苦しんだ経験が自分にもある」と強調。「自衛隊や警察では臨床心理士が活動後の心のケアにあたるが、民間のボランティアでは進んでいない」と指摘する。
◆ケアの態勢 整えて
 <三重県立こころの医療センターの臨床心理士、榊原規之さんの話> 被災地での活動は心理的な負担が掛かり、不眠や食欲不振、飲酒量の増加などの症状が出る「惨事ストレス」に陥りやすい。特に経験が少ないボランティアの市民は活動後、症状に戸惑うことがある。ケア態勢を整えることが大切だが、とりあえず十分な休息と体験者同士で話を聞き合うことが有効だ。

秋山豊寛

全く関係ないかもしれないけど、元TBS社員の秋山豊寛さんが宇宙から帰ってきてから燃え尽き症候群になりTBSを退社し農業をやり始めた。アメリカの宇宙飛行士にもやはりこのように宇宙から帰ってきてから自分の人生を大きく変化させてしまう人が多いと聞く。これも被災地で活動を終えたボランティアも一種のPTSD(心的外傷後ストレス障害)じゃないだろうか。

日本人初の宇宙飛行士・秋山豊寛さん、京都造形芸術大教授に就任

京都造形芸術大(京都市左京区)は1日、日本人として初めて宇宙飛行に成功した元TBS社員、秋山豊寛さん(69)が、同日付で教授に就任したと発表した。秋山さんは現在、福島県で農業を営んでおり、来年4月から「農」に関する分野の講義を担当する予定。
秋山氏は平成2年、旧ソ連のソユーズ宇宙船に搭乗。宇宙ステーションに滞在して生活や実験の様子を伝え、「世界初の宇宙飛行士ジャーナリスト」と呼ばれた
産経ニュース 2011.11.1 13:28

2011年11月1日追記

写真は全く関係なし
2011/05/30/14:53:52のISSと位置